非日常がそこにはある

夜職余話

その子は、初めて会ったときから少し独特な空気をまとっていた。

決して暗いわけではない。かといって、明るいわけでもない。
会話のキャッチボールは自然と続く。そんな不思議な印象の子だった。

久しぶりに訪れたお店で、何気なく指名した彼女は身長150cmほどの小柄な女性。

いつものように緊張をほぐすため、好きなものや趣味など、何気ない話を交わしていく。
そこで私の興味を引いたのが、彼女の趣味だった。
思わず話に夢中になり、シャワーへ向かうことさえ忘れてしまう。

彼女の趣味は、狩猟。

銃を肩に担ぎ、鹿などを狩るのだという。
自分より若く、小柄な彼女が鹿を仕留める。
そのギャップはあまりにも強烈で、思わず「えっ」と声が出た。
家の冷蔵庫には、自分で仕留めた新鮮な鹿肉がたくさん入っているらしい。

そこでようやく我に返り、シャワーへ向かう。
その後は軽く会話を楽しみながら、彼女に身を任せた。
狩猟という豪快な趣味を持つ一方で、その手つきは驚くほど繊細。
勝手なイメージとのギャップに、少し失礼なことを考えてしまったのは、ここだけの話だ。

あの日は、ある意味で忘れられない時間になった。
人は見た目だけでは、本当に分からない。そんなことを改めて感じた一日だった。

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